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ブリンディジの聖ラウレンチオ司祭教会博士  St. Lawrence de Brindisi  記念日 7月 21日


 ラウレンチオは1559年イタリア南部のブリンディシで生まれ、16歳の時カプチン会修道院に入り、パドアで司祭となった。当時は、16世紀の宗教改革の時代であったので、ラウレンチオは中央ヨーロッパを説教して回り、カトリック教会の立て直しに全力を尽くした。その頃トルコ軍がハンガリアに侵入し、国全体を占領しようとしていたので、ルドルフ2世王はラウレンチオに頼んでドイツの領主達にトルコ軍を追い出すように嘆願させた。ラウレンチオは、自らキリスト教の軍隊のリーダーとなって、トルコ軍を恐れる兵士達を励まし、十字架を手にして先頭に立った。その結果、トルコ軍は完敗して追い出された。
 ラウレンチオは、平和をもたらす人としても成功した。というのは、1617年、スペインとサヴォアとの紛争に際しては講和を仲介し、1619年には弾圧されたナポリ人の訴えをリスボンにいたスペイン王に伝えた。この旅行はラウレンチオを非常に疲労させ、彼は同年50歳の誕生日に帰天した。